M-Byte
車種紹介

中国の新興自動車メーカー BYTON – 初の電気自動車M-Byteには世界最大のディスプレイも!

BMWグループの元副社長を務めたカーステン・ブレイトフェルト氏と、日産自動車と東風汽車公司の合弁会社である東風インフィニティの社長を務めたダニエル・キルヘット氏が創業したBYTON。中国の新しい電気自動車メーカーとして、今後さらなる注目が集まりそうなメーカーです。このBYTONが初めて発売するのは、今回ご紹介するSUV電気自動車のM-Byteです。

BYTON M-Byteの動力性能

M-Byteでは後輪駆動車と全輪駆動車(4WD)の2種類の駆動タイプが用意されており、その駆動タイプによって、グレードやバッテリー容量が変わるといった展開になります。最高出力は後輪駆動車で200kW、全輪駆動車でで300kWとパワフルなものに。最高速度は190km/hにも及びます。

BYTON M-Byteのバッテリー

先述の通り2タイプのバッテリーがM-Byteには用意されています。後輪駆動車は72kWhのバッテリー容量を誇り、航続距離は360km。それに対して全輪駆動車は、95kWhのバッテリー容量となり、航続距離435kmと大きく距離を伸ばします。ACの普通充電とDCの急速充電両方に対応。AC充電はその国々の電圧や環境によって3.7kW〜22kWの出力を利用できるとみられ、DCの急速充電では最大150kWの出力で充電が可能です。急速充電を利用した場合には、バッテリー容量の80%までを約30分ほどで充電することができます。

BYTON M-Byteのリビングのような内装

シートだでなくダッシュボードも含め全体的に革張りを貴重とされている室内は、落ち着いた雰囲気となっており、リビングにいるかのような空間をユーザーに提します。この車の一番の特徴ともいえるのはこのインテリア部分でしょう。その中でも一際目を引くのは、ダッシュボード部分横いっぱいに広がった48インチの湾曲ディスプレイ。このディスプレイは、量産車において世界最大の大きさを誇るディスプレイとなっており、まるでスマートフォンのような感覚で、多数の便利機能を搭載しています。

BYTON M-Byte のディスプレイ

ジェスチャー機能にも対応しているため、ユーザーは画面に触れることがなくても、手や指先を軽く動かすだけで思い通りの操作が可能となります。ナビゲーションシステムやオーディオシステムだけでなく、スマホとの接続で新たな可能性も。ユーザーが乗車前にスマホで閲覧していた映画をそのまま送り込んで続きから見れたり、心拍数の管理による体調面の管理・サポートや、友人や職場の方とのやりとりもこの巨大ディスプレイから一括して操作を行えるようになります。メインディスプレイだけでなく他にも、7インチのドライバータブレットがステアリングホイール中央に配置されていたり、8インチのタブレットがドライバーと助手席の間にも配置。また、後部座席部分にもそれぞれ1台づつディスプレイが配置されており、デジタルテクノロジーによる空間創造が十分なほどに行われています。

BYTON M-Byteのシート配置

M-Byteは基本的なモデルにおいては5人乗りとなりますが、オプションで独立した4シートスタイルを選択することも可能です。通常は前方2席・後方3席の配置が、前方2席・後方2席といった配置になることで、快適性や利便性をぐっと向上。それに加え、運転席と助手席のシートは内側に軽く向けることができ、後部座席に設置されたユーザーデバイスの視認度を向上させるだけでなく、会話をスムーズなものとすることでリビングのような車内空間をもっと楽しめるような工夫がされています。

BYTON M-Byteの安全性

こうしたインテリア部分にはきっちりとした安全対策も。先ほど紹介した巨大ディスプレイには万が一の衝突に備え、飛散防止のための特殊なコーティングが施されています。大きさも結構なものであることから、衝突時にディスプレイのガラスが飛び散るのを防ぐことで、被害を最小限に抑えるものです。また、ステアリングホイールに取り付けられたドライバー用のタブレットは、フロントフードの延長線上にくるよう配置されているため、ドライバーが目を離すことなく情報を得れるような工夫がされています。

BYTON M-Byteの生産開始と販売時期

南京に構える自社工場で初生産商品となるM-Byte。BYTONではヨーロッパを中心に、既に50,000件を超える予約を確保しているようで、今後もさらなる販売拡大が期待されます。2020年前半には中国で販売を開始し、2020年半ばごろには中国市場へ向けたM-Byteの製造開始を予定。自動運転の搭載も予定されるM-Byteは、移動するだけでなく車内でのくつろぎの時間も楽しむことができそうな新しい電気自動車となりそうです。

参考・画像出典元:Unveiled: BYTON´s First Premium Smart Electric SUV BYTON M-Byte at IAA 2019 in Frankfurt(BYTON)
画像出典元:BYTON Unveils a New Look at its M-Byte Production interior Design(BYTON)