I-PACE
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車種紹介

ジャガー電動化の第一歩となる初のEV「I-PACE」

1922年の設立から約100年と長い歴史を持つジャガーは「2020年以降に発表される全てのジャガー・ランドローバー・モデルに電動モデルを導入する」と2017年に発表しました。そういった電動化の長期目標に向けた第一歩の発表とされるジャガー初のEV「I-PACE」は、高性能の最新システムによって、快適で上品なドライビングを楽しめる一台となっています。

ジャガー初のEV「I-PACE」

2018年3月頭にオーストリア・グラーツの製造工場にて初公開がされた「I-PACE」。5人乗りのSUV電気自動車として発売されます。2010年に発表されたスーパースポーツカーのデザインコンセプト「C-X75」からインスピレーションを得たとされ、アルミ専用のボディがジャガーらしい上品な車を演出しています。全長4,695mm、全幅1,895mm、全高1,565mmといった大きさで、同じくSUV電気自動車とされるアウディ「e-tron」の全長4,901mm、全幅1,935mm、全高1,616mmよりも少し小さいようなサイズです。

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「I-PACE」航続距離は400km越え

「I-PACE」のフロア下に設置したバッテリーは、容量90kWの容量を誇り、航続可能距離は438km(WLTC)となっています。100kWのDC充電器を利用すれば40分で80%まで充電することができ、AC充電器なら10時間程度で同じく80%ぐらいの充電が可能です。駆動システムは、車体前後に2つのモーターが取り付けらた全輪駆動方式。合計出力は400psで、0-100kmまでの加速にかかる時間は4.8秒と、先ほどのアウディe-tronの5.8秒よりもかなり速い性能を保持していることがわかります。

それらの性能に加え「I-PACE」に備えられたシステムは最高のパフォーマンスを発揮してくれるのも特徴です。車体と路面の間を短くすることで、空力性能と航続距離を向上させるためのシステム「アクティブエアサスペンション」が搭載。高速で一定時間以上、一定速度よりも速い速度で走行すると、車高が自動的に10mm下がるといった機能です。また、1秒間に最大で500回も車の挙動をモニターすることによって、電子制御ダンパーなどを用いてサスペンションの設定を行うシステム「アダプティブダイナミクス」も搭載しています。こちらは快適な走りの実現と、操縦性を最適なものへと調節してくれるといった機能です。それに加え、電気自動車としての仕組みを生かした「エンハンスド回生ブレーキ」が搭載されており、ブレーキをかけた際に発生するエネルギーをほぼ全て回収。発生した運動エネルギーを電力変換することで、バッテリーへ電力を充電し、航続距離をより長くする画期的なシステムです。この回生ブレーキによるエネルギー回収システムは、当サイトでも紹介した「eDumper」というEVダンプカーにも搭載されていて、今後電気自動車では主流となりそうな注目のシステムとも言えそうです。

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「I-PACE」が提案する極上の車内体験

快適を追求しているのは走行システムだけでなく室内空間にも。高級ブランド・ジャガーらしい上品かつ最新の機能が備わった快適空間が提供されています。従来のガソリン車ではエンジンが格納されていたスペースを活用することでゆとりをもった車内空間を実現。洗練されたデザインの車内には、10インチのタッチスクリーンが中央ダッシュボードに配置しています。タッチスクリーンではスマートフォンの操作を画面上で行うこともできることに加え、運転中にはオンラインシステムによって、スマートフォン無しで好きな音楽やラジオ、ポッドキャストを楽しむこともできます。またヘッドアップディスプレイオプションも用意され、自車の速度やナビ案内が運転席前方のウィンドウに表示されるという近未来的なシステムも。ワイヤレスアップデートが標準装備されているため、搭載されているソフトウェアは常に最新のものが提供されます。他にも、専用スマートフォンアプリを使えば、乗車前から車内の温度を事前に快適な温度へと設定しておく事前温度調節機能も準備と、これからの電動化に向けて十分な機能が実装された車内空間となっています。

「I-PACE」最低価格は¥9,590,000から

「I-PACE」には3つのグレードが用意され、性能面での違いはないものの、ホイールやヘッドライト、シート性能などにそれぞれ違いが出るといった形です。一番ベースグレードとなる「I-PACE S」は¥9,590,000から。次に高いグレードの「I-PACE SE」は¥10,640,000から。現在最上級となる「I-PACE HSE」は¥11,620,000からの販売となります。2020年以降の発表モデルを全て電動化させたいジャガーとしては、今後に向けて、現段階では十分な性能を誇示している1台といえそうです。

参考:JAGUAR I‑PACE(JAGUAR)
画像引用:公式 YouTubeチャンネル「Jaguar Japan ジャガー