Sky to Scoop
車種紹介

日産 アイスクリームEVバンのプロトタイプは、環境に優しい移動販売車に

遊園地や巨大な公園、イベント会場等で目にすることが多い移動販売車。この移動販売車は、冷凍装置を運転させ続けるためにディーゼルエンジンを搭載。そういったことからもアイドリング状態が続くと有害な物質を排出することになるため、だんだんと批判も強くなってきています。そんな中、日産のイギリス部門が2019年6月に発表したのは、完全EV商用バンであるe-NV200を改良したアイスクリーム移動販売車「Sky to Scoop」です。

EVアイスクリームバンの電力供給

ベースとなるe-NV200には40kWhのバッテリーが搭載されており、走行する際にはこのバッテリーの電力を使用してモーターを駆動させます。この移動車ではそれとは別にNissanエナジーロームと呼ばれるポータブルバッテリーを搭載。このポータブルバッテリーは日産リーフの使用済みバッテリーを再利用したもので、アイス販売に必要なマシーンや冷凍庫、ドリンクのための冷蔵庫の運転に使用されます。

関連記事:「電気」も運べる、日産の商用EV車「e-NV200」

EVアイスクリームバンには2ユニットのエナジーロームが

このエナジーロームは2ユニット搭載されていて、合計1.4kWhのバッテリー容量が。最大1kWの出力となり、230Vの主電源か屋根に取り付けられたソーラーパネルからの充電が可能です。

EVアイスクリームバンの販売シーン

アイスやドリンクといった商品は、車両側面に大きく取り付けられた上下開閉式のハッチから受け渡すことが可能。従来の移動販売車によくある、高い位置からの受け渡しといったイメージと違って、お客さんと同じ高さで受け渡しが行えるスタイルです。バンの側面にはスマホやカード利用者のための電子決済用センサーも。これによって、昨今主流となってきた電子決済を移動販売車でも気軽に導入できます。

EVアイスクリームバンの商品販売促進アイデア

このバンではwhat3wordsというサービスも利用可能。移動販売車の位置情報を利用希望客に対して簡単にお知らせることが可能です。今までよりも、ネット上の地図で正式な場所をユーザーへ示すことが容易となります。

EVアイスクリームバンとスコットランド大手アイスメーカー

今回のプロトタイプは、スコットランドのメーカーMakie’sとの提携によって実現。太陽電池や風力カービンといった自給自足可能なエネルギーを、家族経営の農場へ供給するといったことも行なっているようです。ゼロエミッション化を進める日産としてはビジネス面へのこういったアプローチが、普及に向けたさらなる後押しとなっていくことでしょう。

参考・画像出典元:From Sky to Scoop: Nissan unveils zero-emission ice cream van concept for Clean Air Day(Nissan)